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2014年10月17日10時00分

東京五輪まで6年。盛大に行われた50周年

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東京五輪まで6年。盛大に行われた50周年
東京五輪まで6年。盛大に行われた50周年
被災地復興を世界に向けて発信

 10月10日、1964年の東京五輪・パラリンピックから50周年を迎え、日本オリンピック委員会(JOC)と2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会、東京都が共同し、「アスリートトークショー」、「スペシャルトークショー」、「アスリート委員会」、「顧問会議」、「1964人が行進するメモリアルマーチ」など、2020年の成功に向けて、多くのイベントが盛大に行われた。
 衆参両院議長、経団連の榊原定征会長、東日本大震災被災地の3県知事など政財界やスポーツ界、芸能界などの代表者175人が一同に介した顧問会議では、最高顧問/議長である安倍晋三内閣総理大臣が、「開催まで6年を切り、今後さらに準備をしていかなければいけません。やらなければいけないことはたくさんあります。まず、アスリートがベストな状態で競技ができるよう最高な環境を整えること。競技会場の整備のみならず、セキュリティ、輸送、バリアフリーなどに取り組む必要があります。また、大会を日本全体の祭典として我が国が活力を取り戻すはずみとすることであります。特に、東日本大震災の被災地について、見事に復興を成し遂げた姿を世界に向けて発信する絶好の機会です。被災地を走る聖火リレーを行うなど、復興五輪として大会が復興の後押しとなるようにしていきたいと思います」と力強く語った。
 また、この席で組織委が「TOKYO2020」のビジョン骨子を発表した。


TOKYO2020のビジョン骨子
“スポーツには、世界と未来を変える力がある。1964年、日本は変わった。2020年、世界を変えよう”

1 すべての人が自己ベストを目指そう。
アスリートだけでなく、おもてなしでも、テクノロジーでも、私たち全員が自己ベストを目指す。人類の可能性を最大限に活かした、歴史上、最もイノベーティブなオリンピック・パラリンピック競技大会にしよう。

2 一人ひとりが互いを認め合おう。
すべての人々が互いを認め合う。あらゆる多様性を積極的に肯定して、すべての人に前向きな変化を起こし、共生社会の創造に貢献しよう。

3 そして、未来につなげよう。

未来を信じ、次の世代にタスキをつなぐ。TOKYO2020で生まれた変革を、新たなレガシーとして次世代に受け継いでいこう。

 3点で構成。このコンセプトを基にした最終的な大会ビジョンは、来年2月に国際オリンピック委員会(IOC)に提出する、大会開催基本計画に盛り込まれる予定だ。

安倍内閣総理大臣も2020年大会の成功に向け尽力する
安倍内閣総理大臣も2020年大会の成功に向け尽力する
1万人を超える参加選手に日本の素晴らしさを見せる

 10月11日には、東京都世田谷区の駒沢陸上競技場で、1964年五輪の開会式をオマージュしたイベント「メモリアルマーチ」が行われた。
 東京五輪に出場した国内外の元選手約100人が国旗を掲げて入場行進。日本の旗手は、メキシコ五輪マラソン銀メダリストの君原健二さんが務めた。さらに、応募で一般から選ばれた1964人や女子マラソンの有森裕子さん、女子柔道の田辺陽子さんら国内の歴代五輪・パラリンピック選手らも参加。開会宣言や国旗掲揚の後、聖火の代わりに「50周年の火」が点火されると、会場から歓声があがった。式典に参加した日本オリンピック委員会会長の竹田恆和氏は、「みなさんが入場する姿を見て、64年の10月10日を思い出しました。あれから50年という月日が流れましたが、日本では多くの国民がスポーツを行うようになりました。スポーツは、人と人の結びつきを強くしてくれるものだと信じています。みなさんと力を合わせて2020年大会を成功できるように頑張ります」と改めて五輪が東京に来ることを思い、身の引き締まった表情を見せた。

 64年は、93の国と地域から5151人が参加したが、前回大会となる2012年のロンドン大会では、204カ国から1万568人もの選手が参加した。2020年にも1万人を超える選手が東京にくることが予想され、競技会場のほか宿泊施設・交通整備など海外の選手を迎え入れるためには、様々な準備を今から取り組んでいかなければならない。
 オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が、2020年東京五輪を最高大会にするために小中学生を対象に、「アイデア作文」を募集。その中の一つに“日本らしい心からのおもてなしを外国人にしたいです”と書いている一文を見つけた。日本の素晴らしさを世界に見せる絶好の機会が6年後に来ると改めて思わせてくれる。どのような準備ができるか、一人ひとりが考え最高の大会を迎えたい。

(資料)国際オリンピック委員会(IOC)HP(1964東京五輪、2012年ロンドン五輪参加者数)
1992年バルセロナ五輪銀メダリスト有森裕子さんなど多くの歴代五輪・パラリンピック選手が参加
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