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2021年3月18日18時21分

東京五輪・パラリンピック式典統括の佐々木宏氏辞任。橋本聖子会長が緊急会見で話した内容は?

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佐々木宏氏の辞任が決まり橋本聖子会長が会見を行った(Photo by Tokyo 2020)
昨年12月に、東京五輪・パラリンピック開閉会式の“簡素化”+“迅速化”を理由に、総合統括の狂言師・野村萬斎さん、五輪統括の映画監督・山崎貴さん、パラリンピック統括の佐々木宏さん、振付家・MIKIKOさん、歌手・椎名林檎さん、映画プロデューサー川村元気さん、パラ・クリエーティブプロデューサー栗栖良依さんからなる7名の演出チームが解散し、パラリンピックの統括を務めていた佐々木さんが、総合統括を行うことになった。

しかし、3月17日に事態が急変。タレントの渡辺直美さんの容姿を侮辱するような内容の演出を関係者に提案していたとを「文春オンライン」が報じ、佐々木氏は深夜に組織委員会を通じて謝罪文を出し、辞意を伝えた。全文は以下の通り。

〇謝罪文

昨年3⽉の私のLINE のグループラインの中において、オリンピック開会式のアイデアフラッシュを仲間うちでやり取りする中で、私のアイデア及び、発⾔内容に、⾮常に不適切な表現がありました。出演者の候補として名前が上がっていた渡辺直美さんに対する演出アイデアの中で、宇宙⼈と地球⼈の接点的な役柄で、オリンピックの使者的キャラということで、オリンピックの語尾をピッグという駄洒落にして、オリンピッグという名前のピンク⾊の⾐装で、⽿がぶたのはどうだろう、というような発案をしました。アイデアをLINE 上で書き、みんなの意⾒を聞きましたが、すぐに、MIKIKOさんから「ピンとこない、」他のメンバーからは⼿厳しく「⾯⽩くない」「⼥性を豚に例えるなんてありえない」「⼀時的なアイデアだとしても、⾔うべきじゃない」などと、LINE 上で、スタッフから⾮常に怒られ、私も、その場で、⼤変恥ずかしながら、スタッフからの率直な直⾔で⽬が覚めました。メンバー全員にLINE 上で謝り、撤回しました。気づかせてくれたことに礼も⾔ったつもりです。

MIKIKO さんから、オリンピック開会式のストーリー強化を⼿伝って欲しいというご依頼受けて、パラリンピック担当だった私はパラリンピックの企画チームを呼んで、MIKIKOさんを⼊れた10名以上のグループで、ざっくばらんにやりとりした中で、私が調⼦に乗って出したアイデアです。

渡辺直美さんに対しては、⼤変な侮辱となる私の発案、発⾔となること。これは取り返しのつかないことです。⼼から反省して、ご本⼈、そして、このような内容でご不快になられた⽅々に、⼼からお詫び申し上げます。

⽂春さんから電話取材を受けた段階で、この私のLINE上での、⼤失⾔が表に出て、渡辺直美さんにも伝わるときが来たら、責任をとって辞表を出すべきと考えて来ました。

あと数ヶ⽉に近づいたオリンピック・パラリンピック開閉会式を⽇々死にものぐるいで準備するメンバーにも、本当に申し訳ない気持ちです。

先程、橋本会⻑には、夜分ではありますが、お電話で、私の辞意をお伝えしました。

あらためて、辞表を書かせて頂き、
お届けするつもりです。

LINE が好きで、内輪でのやり取りのつもりでしたが、今回多くの⽅に伝わることになり、渡辺さんにはどのようにお詫びをしてもしきれないと思っています。世界的な活躍をされ、個⼈的にも⼤変ファンでした渡辺直美さんに、この度のことで、ご不快な思いをさせてしまったことが、本当に悔やまれてなりません。
⼼からお詫び申し上げます。

ふだんは、⾃分では、多様性、ジェンダー問題、そして、容姿などを揶揄して⼈を傷つけてはいけないと⾔うことには、気をつけているつもりでしたが、このようなことで、それがとんでもない勘違いで、⾃分の意識の低さ、無神経さにあらためて、気づいた次第です。今後は、⾃分の⽣活全般、仕事に対する姿勢、⽇常の⾔動などについて、猛反省し、意識改⾰をし、⾃らの思い込み、偏⾒、鈍感さ、などを⾒直し、あらためて、⽣まれ変わりたいと思います。

この度は、⼤変申し訳ありませんでした。
佐々⽊ 宏

翌18日には、東京2020組織委員会の橋本聖子会長が緊急記者会見を行った。橋本会長は、

「昨夜から記事について事実関係の確認を進めてきました。発言につきましては、不適切で大変遺憾と考えています。大会まであと4カ月と迫っていたことから、佐々木氏の存在は式典を成功させるためには極めて重要でした。

しかし、昨晩の辞意から一夜明け、佐々木氏から改めて事実の説明と反省とお詫びの言葉があり、正式に辞意が表明されたので、辞意を受け入れました。後任につきましては、スムーズな形で今までと変わりない体制を整えていくのが重要だと考えています。今まで作り上げたものをベースとして、新たな体制を早急に作るのがベストだと考えています」

と経緯や今後の後任について説明した。今年2月には森喜朗氏が会長を辞任、そして3月に開閉会式の総合統括者が辞任と、東京五輪・パラリンピック大会の機運が高まっていかないのが現状。そのような中、聖火リレーは3月25日からスタートする。
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