Home > ニュース > 東京五輪・パラリンピックの開閉会式演出チームが再編。その理由は?

2020年12月23日16時16分

東京五輪・パラリンピックの開閉会式演出チームが再編。その理由は?

  • LINEで送る
新たに佐々木宏さんが総合統括に就任。野村萬斎さんはアドバイザーという立ち位置でセレモニーに携わる。(写真左から)Photo by Tokyo 2020
新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京五輪・パラリンピックの開閉会式演出チームが再編される。

総合統括の狂言師・野村萬斎さん、五輪統括の映画監督・山崎貴さん、パラリンピック統括の佐々木宏さん、振付家・MIKIKOさん、歌手・椎名林檎さん、映画プロデューサー川村元気さん。パラ・クリエーティブプロデューサー栗栖良依さんからなる7名のチームは20年12月22日で解散。パラリンピックの統括を務めていた佐々木さんが、総合統括を行うことになった。

佐々木さんは、16年リオデジャネイロ五輪の閉会式で行われた東京への引き継ぎ式、今年7月23日に池江璃花子さんを起用して行われた五輪1年前イベントの演出などを手掛けている。

「今のコロナ禍で、五輪・パラリンピックをやるべきではないという声もあり、葛藤もあります。ただ中止ということではなく、携わっていた方の想いをしっかり受け継ぎ、コロナがあったからこその新しい式典になるように考えていきたいです。それを見て、やはり”開催して良かった”といわれるような式典にできればと思っています」

今回、このような決定に至った理由は、東京五輪の開閉会式の“簡素化”+“迅速化”。東京五輪まで、あと7カ月という短い時間の中で、組織委員会は効率を求めており、7人体制で、2年以上前から作り上げてきた“華美な演出”のものでは、現在のニーズに合っていないと判断した。また武藤事務総長は、“製作段階に入らなければいけない状況の中で、ベストな選択は1人。そうすることでシンプルになる”と話した。
総合統括を務めた野村さんは、今後アドバイザーという立ち位置で開閉会式のセレモニーに携わる。

「断腸の思いです。機動力、効率が求められる中、このような判断になったと思います。これまでチームで積み上げてきたものを佐々木さんに託します」

と話した。開閉会式の進歩状況については、ほとんど進んでいないというのが現状。今後もコロナウイルスの状況をみつつ、どのようなパフォーマンスを行えるのかを考え、構成を決めていく。
  • LINEで送る