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2018年3月28日14時04分

選手と企業のズレはどこにあるのか?『アスリート&企業のためのキャリアアップセミナー』が開催

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元プロ野球選手の生山裕人氏
『アスリート&企業のためのキャリアアップセミナー』が、2018年3月27日(火)愛媛県の松山全日空ホテルで開催された。これは、セカンドキャリアに対して選手と企業のズレはどこにあるのか。引退後、次のキャリアに対して、どんな準備が必要なのかを元プロ野球選手の生山裕人氏がゲストとして登壇し、アドバイスを行った。

「私自身が現役時代に経験したことですが、次のキャリアのことに対して考えてはいけないという空気感がどこかにありました。何が不安なのかも分からないので、誰に相談していいかも分かりませんでした。

そんな中で、やはり現役時代に“コツコツ”と続けるということが、非常に大切だと思いました。コツコツと続けていくことはとても地味ですが、選手として、日々辛い練習を乗り越えたからこそ上達したり、勝利を手にしたりできたはず。この体験は、セカンドキャリアに悩んだ時に、とても重要な部分になってきます。

例えば、“現役時代継続できたから成功できた”と考えられれば、社会に出ても“コツコツ続けていけば、この壁も乗り越えられる!”とイメージできるはずです。

自分の人生を俯瞰してみて、現役を辞めた後、過去をうまく分析する。そして、現役時代も今やっている競技が、将来仕事で役に立つかもと考える。『競技』と『仕事』がいろいろなところでリンクしていると気が付けば、引退後の不安も減ると思います」

と自身の経験を踏まえながら、現役選手に対して、成功体験を仕事に就いたときに思い出していくことが重要だと話した。
元プロ野球選手として、自身がどのようにキャリアを形成してきたかを説明する生山氏
また『セカンドキャリアに対して選手と企業のズレはどこにあるのか』というテーマについては、

「スポーツ選手は“根性がある”とか“ストレス耐性がある”など、とても抽象的なイメージで採用をしてしまう企業も少なからずあります。選手は好きなことに対しては確かに根性があり能動的に動きますが、やらされていると思ったことに関しては“その根性”を全く発揮しない可能性もあります。それを企業に理解してもらわないといけません。

アスリートは“勝ちたい”“目標としているレベル到達したい”と強く思っているからこそ根性を出すんです。しかし、社会にでたら明確な目標を立てていくことは本当に難しい。イメージが先行してしまうから、すぐに辞めたときは企業も疑問に思ってしまうんですよね。企業がメンターを採用するなどして、企業とアスリートの温度差をなくしていくことも重要です」

生山氏は、2007年に四国・九州アイランドリーグの香川オリーブガイナーズに加入後、2008年にドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから育成選手枠で指名。2012年に現役を引退後、ウエディングプランナーの会社に就職した異色の経歴の持ち主。2018年4月からは、そのような経験を活かすために、四国アイランドリーグplusキャリアデザインセンター代表として、選手の悩みを聞き、セカンドキャリアのアドバイスを行っていく。

生山氏のいうように『選手』と『企業』の想いにズレがなくなることで、より継続的な就業に繋がっていくはずだ。
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