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2017年12月13日19時56分

ボスニア・ヘルツェゴビナでサッカーアカデミーを作る宮本恒靖氏。”スポーツの力”で社会を変える活動を推進

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宮本氏の活動が高く評価された
2017年10月に、日本財団が発表したアスリートによる社会貢献活動を推進するプロジェクト『HEROs』。これは、日本財団をプラットフォームに、アスリートが競技の枠を超えて、社会貢献活動を普及・浸透させていく取り組み。

その活動の1つとして、社会のためにスポーツマンシップを発揮した選手やチームを表彰し、アスリートの社会貢献活動を促進させる『HEROs AWARD』が、17年12月11日に開催された。

初年度となる今年は、下記6つの活動がノミネートされた。

・宮本恒靖(元サッカー選手、サッカー指導者)
『マリモストプロジェクト』…ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタル市に子ども対象のスポーツアカデミーを作り、スポーツを通じた民族融和活動を推進

・鳥谷敬(野球選手、阪神タイガース所属)
『RED BIRD PROJECT』…フィリピンで貧困に直面している子どもたちに、靴や文房具を届け、新たな生活を推進する活動

・アンジェラ・磨紀・バーノン(プロサーファー)
『Ocean’s Love』…障がいを持つ子どもたちにサーフィンを通じて「海の素晴らしさ・海の愛・海からのエネルギー」を感じてもらい、その家族にもサーフィンをしている子どもたちの姿を見て「子どもたちの無限の可能性を見出してもらいたい」というノーマライゼーション活動を推進

・福島ユナイテッドFC(サッカーチーム)
『ふくしマルシェ』…東北の震災を経て、福島の食材をアウェイのスタジアムで販売し、風評被害をなくす活動をチームとして行う

・坂本博之(元プロボクサー)
『こころの青空基金』…自身の幼少期の経験から、全国の児童養護施設で生活する子どもたちを支援するため、児童養護施設へ訪問し、子どもたちとふれあい、「夢」を語り、「熱」を伝え、子どもの心を開く活動を推進

・世界ゆるスポーツ協会
『ゆるスポーツ』…スポーツ弱者をなくすため、新たなスポーツ競技を開発し、新たなスポーツ競技でスポーツの楽しさを伝え、スポーツとは無関係であった人々へ気づきを与える活動

6つの中から、最優秀賞となる『HEROs of the year』に選出されたのは、宮本氏。2015年、内戦により分断されたボスニア・ヘルツェゴビナのモルタル市のスポーツアカデミーマリモストを拠点に、現地の子供たちが安心して交流できる場を提供している。

「引退後に、FIFA(国際サッカー連盟)が運営する大学院「FIFAマスター」でスポーツに関する様々なことを学びました。その中で“スポーツの持つ力”で何かできないか。特に子供たちに対して何かできることはないか。ということを考えたことがきっかけとなり、このプロジェクトをスタートしました。戦争で仲たがいをしてしまったけれど、子供たちの世代はそうあってほしくない。サッカーを通じて、色々な人と手を取り合いながら、より良い社会をもたらしていければと思っています」

アスリートがスポーツを通じて、社会に貢献することが当たり前になるよう、来年以降も様々な社会貢献活動がノミネートされることを期待したい。
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