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2017年12月5日16時29分

サンウルブズを軸に改革されるラグビー界。2018年から5年間掲げる目標は?

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(写真左から)稲垣啓太、堀江翔太、山田章仁、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ、ヴィリー・ブリッツ、ゲラード・ファンデンヒーファー。チームスローガンを「5 FOR TOP 5 IN 2018」とし、上位5チームを目指す
2018年12月4日、スーパーラグビー日本チーム『ヒトコミュニケーションズサンウルブズ』のスコッド発表記者会見が行われ、新加入選手12名を含む26名が発表。そのうち、リーチ・マイケル(※新加入)、堀江翔太、田中史朗、山田章仁など日本代表経験者が、16名選出された。

そして、チームスローガンを「5 FOR TOP 5 IN 2018」に決定。スーパーラグビー2018シーズン上位5チーム入りを目指し、戦いに挑む。日本代表も指揮をするジェイミー・ジョセフヘッドコーチは、

「伸ばすべきポイントは、セットプレーとディフェンス。先日終わったばかりの欧州遠征(※11月19日対トンガ代表、26日対フランス代表)では、それが改善していました。サンウルブズでも活かしたい」

と話した。同チームは、2019年日本で開催されるラグビーワールドカップに向けた代表強化を狙い2016年からスーパーラグビーに参戦。初年度は1勝1分13敗で最下位。2年目は、2勝13敗で18チーム中17位と苦戦が続いている。総合順位で上位5チームに入るには、10勝程度が必要になってくる。チーム3年目、どこまでこの目標に近づき、どこまで代表強化へつながるのか。2018年2月24日、秩父宮ラグビー場で開幕戦を迎える。
横浜DeNAを黒字化した池田純氏がCBOに就任
2018年から5年間「5 BEYOND 2019」というスローガンのもと、改革を進めていく
上記で紹介したように、2018年シーズンのチームの目標は5位に入ることだが、サンウルブズを運営するジャパンエスアール(JSRA)は、2018年から5年間「5 BEYOND 2019」というスローガンも掲げた。

1つ目は、サンウルブズを5年以内にスーパーラグビーで優勝できるチームにするという「5 FOR THE CHAMPION」。2つ目は、日本ラグビー界と共に、秩父宮ラグビー場の青山ラグビーパーク化を推し進める「5 TO THE RUGBY PARK」。これは、ラグビーワールドカップ2019日本大会の先を見据えた組織作りを実現することを目指し、作成されたもの。

鍵となるのは、池田純氏。11月下旬にジャパンエスアールのCBOに就任し、組織全体やサンウルブズの価値向上、知名度アップといったブランディングの強化をサポートする。

池田氏は、2011年、野球球団の横浜DeNAベイスターズ初代社長に就任し、5年間でコミュニティボール化構想など、さまざまな改革を主導。観客動員数は110万人から194万人に増加。球団は5年間で単体での売上が、52億円から100億円超へ倍増し、黒字化を実現した。また、今年4月には日本ラグビー協会の特任理事にも就任している。

「2015年、イングランド大会での南アフリカ戦の歴史的勝利で生じた現象からもわかるように、一時的なブームは必ず冷めます。2019年の日本大会も、開催中は盛り上がるでしょうが、ラグビーが日本に根付くかといえば、そうではないと思います。そのためには『サンウルブズ』と『秩父宮ラグビー場』というキーワードが重要です。スーパーラグビーという世界最高峰のリーグに参戦することは、非常に価値があることであり、日本で唯一のプロラグビーチームとして、サンウルブズがラグビー界を牽引するようになっていかなくてはいけません。そして、ラグビーの聖地である秩父宮ラグビー場を、既存のラグビーファンだけでなく、ライト層に拡大していく必要があります。老若男女、試合とは関係なくても“行ってみたい!”という人が増えていかなければ発展しません」

野球時代のように、スタジアムの改革も視野に入れ、長期的なビジョンを話した。1年後の成績も重要であり、19年のワールドカップの成績も大切だが、それ以降ラグビーがどのように国民に愛されていくのかは、この5年間の改革に懸かっている。
秩父宮ラグビー競技場の『青山ラグビーパーク』構想のイメージ図。写真・JSRA
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