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2017年11月6日17時30分

グループ内の技術を集結してブリヂストンが取り組む新プロジェクトは『パラアスリートへの技術支援』

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(写真左から)ブリヂストンサイクル経営戦略本部の渋谷淳一氏、ブリヂストン オリンピック・パラリンピックマーケティング推進部の鳥山聡子氏、パラトライアスリートの秦由加子、ブリヂストンイノベーション本部主任部員の小平美帆氏が発表に参加した
ブリヂストンおよびグループ会社のブリヂストンサイクル・ブリヂストンスポーツは、『パラアスリートへの技術支援を行う新プロジェクト』に関する発表を行った。

これまでも独自の分析や解析技術を活用し、アスリートに最適なツールの提案やカスタマイズ、使い方のアドバイスをしている。このような支援を、パラアスリート個々の特徴に合わせて応用し展開していく意向で、スポーツ義足用ゴムソールと車いす競技グローブ用ゴムの開発を始めている。

2016リオデジャネイロオリンピックに出場したパラトライアスロンの秦由加子は、

「ヨーロッパの大会などでは石畳があり、そこはツルツルで特に滑ります。以前は体調が100パーセントでも義足が滑り、思うように走れないということがありました。しかし、今シーズンからソールを作っていただき、様々な路面を走ったとき感動するくらいのグリップ力で、安心して競技に集中することができるようになりました」

と話す。秦は、10月に米国フロリダ州で行われたパラトライアスロンワールドカップPTS2女子の部で優勝しており、協力して開発したスポーツ義足用ゴムソールに満足している様子だった。
協力して開発したスポーツ義足用ゴムソールを使用している秦由加子。グリップ力のおかげで安心して走れるようになったと話した
またブリヂストンイノベーション本部主任部員の小平美帆氏は、パラアスリートの技術支援について、

「タイヤ、ゴルフシューズなど、地面と接地する商品がグループ内で多くあります。義足用部材のソールはゴムが使われており、そういう点で親和性が高いということから、義足のソールに着目しました。ただ、やはり『義足用のソール』と『車輛のタイヤ』はゴムですが、全く違うもので、そこを理解することからスタートしましたね。もしかしたら、こういったタイヤの部分は義足のソールに使えるんじゃないかとか。手探りでやっています。秦さんの要望としては“様々な路面で安心して走りたい”ということで、スタッドレスタイヤからヒントを得て開発にあたりました。今後、様々なことを試作していき、2020年東京五輪・パラリンピックで、競技成績に貢献できるようなソールを開発していきたいです」

今後ブリヂストンは、グループ内の様々な技術を集結し、さらなる競技力向上につなげていく。
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