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2017年7月13日20時19分

障がいに対する偏見や接し方を考える義足体験授業をLIXILが開催

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パラ陸上選手の佐藤圭太が、義足を装着して歩行体験を行う小学生を指導
2017年6月29日、東京豊洲にある新豊洲Brilliaランニングスタジアムにて『LIXILユニバーサル・ラン〈スポーツ義足体験授業〉』が行われた。

これは、LIXIL(リクシル)が“多様性を理解し互いに受け入れることを学ぶ”目的で、17年4月より全国で展開。今回の公開授業には、江東区立豊洲西小学校の6年生が参加。講師を務めたのは、五輪に3度出場した陸上男子400メートル障害の為末大氏、ロンドン、リオデジャネイロパラリンピック陸上代表の佐藤圭太、LIXILの社員で車いすバドミントンの長島理、国内義足メーカーの井上友綱さん。

授業は、常者用の義足を装着して歩行・走行体験を行うほか、座学ではユニバーサルデザイン(※障害のある人の便利さ使いやすさという視点ではなく、障害の有無にかかわらず、すべての人にとって使いやすいようにはじめから意図してつくられた製品・情報・環境のこと)についても学び、障がい者や高齢者など、自分と遠い存在として捉えがちな他者に対する意識を変えるきっかけとなる内容だった。

講師の一人として参加した佐藤は、15歳の時にユーイング肉腫という病気で右ひざから下を切断。どのように義足を装着するのかを披露、そして切断した足を直接触らせるなど、普段できない経験を子供たちは行うことができた。

「この体験授業は今までも何度か行っていて、最初は義足に対してビックリしますが、最後は笑顔で終わります。義足、車いすでも色々なことができる、みんなと違っても差はないということが伝わればいいですね。今後は競技を頑張るだけではなく、スポーツを通じて、社会をよくしていける活動をしていければと思います」

と話した。また為末氏は、
子供たちに義足を説明する為末氏
「私は、このランニングスタジアムの施設を運営しています。現役のとき、パラアスリートと一緒に練習をしたことはありませんでしたが、海外に行き、そういう風景が当たり前だということを知り、この施設で健常者と障がい者が、一緒に練習ができるようにしました。最初は、義足を見てギョッとしている人がいましたが、数回で意識が変わり、積極的に話しているところを見かけます。慣れれば偏見がなくなります。意識を変えてもらう一助になればいいです」

このような経験を通じて、子供のころから障がい者に対する偏見や接し方を考える機会が増えていくことが、2020年東京五輪・パラリンピックのレガシーとなることは間違いない。
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