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2017年5月22日20時33分

東京2020五輪・パラリンピックのマスコットは全国小学生の投票により決定

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大会マスコットの応募要項発表会には、組織委員会の森喜朗会長(前列右から2番目)、審査会座長の宮田良平氏(前列中央)、審査会メンバーの中川翔子(前列左端)らが参加
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は、2017年5月22日、大会の公式マスコットキャラクターのデザイン応募要項を発表した。

応募資格は、経験・受賞歴の有無は問わず、17年4月1日時点で18歳以上の日本国籍を持つ人および、日本在住の外国籍の人。個人、グループ(※10人以内、代表者が応募資格を満たせば問題ない)での応募も可能。

ただし、提出物については、6面図(前・右・左・後ろ・上・下)や複数の表情、複数の競技ポーズのデザイン案、プロフィール(制作意図と特徴)が必要となり、ある程度専門的な知識がなければ、応募は難しいものとなっている。

応募期間は、17年8月1日正午(火曜日)~8月14日(月曜日)正午までで、東京2020大会公式サイトより案内する『マスコットデザイン案応募サイト』より提出。なお、電子メールや郵送、直接の持ち込みはできない。

審査の過程としては、形式要件のチェック、関連分野の専門家によるデザイン・プロフィールチェック、マスコット審査会によるデザイン・プロフィール審査、国内外の商標等の調査を経て、17年12月初旬に最終審査候補作品を3~4案程度公表。その後、全国の希望する小学校がクラス単位で投票(※17年12月中旬~2018年1月中旬ごろ)し、最多票を得た作品が、大会のマスコットになる。ネーミング選考を経て、正式に決まるのは18年7月~8月ごろ。
審査会メンバーの夏野剛氏。小学生たちが自身で投票し決まるマスコットは、一生の思い出になると話した
なぜ、小学生の投票により大会マスコットが決定されるのか。審査会のメンバーである夏野剛氏(慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科特別招聘教授)は、

「マスコットに関しては、子供がメインターゲットということが、選考検討会議のガイドラインに設けられています。子供の意見をどのように聞くのか、方法論がいくつも出てきた中、当事者にあたる小学生にクラス単位で、投票してもらうことになりました。クラスごとの投票にしたのは、公募作品について、多くのことをみんなでディスカッションしてもらいたかったんです。議論し、出た意見について話し合い、合意形成をしていくという過程を体験するというのは、2020年東京大会でしかできないこと。『自分たちで決めたマスコット』その経験は、一生心に残ります。小学校は約2万で、クラス数は約27万です。より多くの小学生に参加いただくために、先生方にもぜひ協力してもらいたい」

と話した。過去大会におけるマスコットの公募に関しては、夏大会1988年ソウル、そして冬大会2014年ソチで行われた。しかし、小学生の投票で決まるということは、過去に前例がない。

応募数も未知だが、小学生がどの程度投票に参加するのかも未知数。一体どのようなマスコットが2020年の“顔”となるのだろうか。

取材・文/太田弘樹
過去の大会マスコット。2020年東京大会のマスコットは、2018年夏ごろに発表される
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