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2017年3月22日21時08分

「ファンの方たちが会場を満員にしてくれて、その中でプレーできたことが本当に幸せでした!」バレーボール女子のエース木村沙織が引退報告

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サインと共に「今までたくさんのあたたかい応援ありがとうございましたっ!!!」とファンに向け、感謝の言葉を書いてくれた
4度の五輪に出場し、2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得した女子バレーボールの木村沙織が、2017年3月22日・滋賀県の東レアリーナで引退会見を行った。

「高校を卒業して、東レに入団したときから、応援してくれている方もたくさんいます。時には手紙をいただくこともあり、心強かったです。ファンの方たちが会場を満員にしてくれて、その中でプレーできたこと、本当に幸せでした。今は感謝の気持ちでいっぱいです」

2005年に東レ・アローズに入団し、V・プレミアリーグでは4度の優勝経験。女子バレーの顔として戦い続け、2017年3月25日に開催されるオールスター戦の出場を最後に、コートを去る。30歳での現役引退。理由は精神的なものだった。

「やはり”悔しい”という気持ちが薄れてきたことだと思います。ロンドン五輪で銅メダル獲得、海外移籍も経験して目標を達成していく中で、満足していった部分もあったのかな。試合に負けて『くそ~』って感じが薄れてきたかなっていうのがありました。アスリートである以上、勝負にこだわらないといけないので…」
支えてくれたファンやチームメイトの話したときは涙ぐむシーンもあったが、終始笑顔で記者の質問に答えていた
1番印象に残った試合は、2012年ロンドン五輪、準々決勝の中国戦。チーム最多の33得点を叩き出す活躍で、これまでの五輪で1セットも取る事が出来なかった相手にフルセットの末、勝利を収めた。

「全セット点数が中々開かなくて、1点1点重みがありました。どちらが勝ってもおかしくない状況だったので、試合に勝ち切ったときは、本当に嬉しかったです。その時は、まだメダルを手にしたわけではなかったんですが、今までにないくらいの達成感でした」

今後については、

「後進の指導にあたるとか、そういうことは今のところ考えていません。ファンと同じ目線で、バレーを観戦していきたいです。特に女子バレーは、監督、選手もガラッと変わり、凄く強いチームになっていくと思うので、2020年東京五輪はとても楽しみです!」

約12年間、第一線で活躍し続けてきた木村。現役を終え、一段落ついた後、次に向かう場所はどこなのか。その動向が注目される。

取材・文/太田弘樹
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