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2017年3月14日15時52分

アスリートの就職を支援する 「セカンドキャリアフォーラム」が開催。企業はなぜ元アスリートを採用したいのか?

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元アスリートを採用する理由を、フォーラムに参加した企業レイスバックオフィスの宮嶋さんに話を聞いた
アスリートや体育会の人を対象とした就職・転職を支援するイベント「アスリートセカンドキャリアフォーラム」が、東京・新宿で開催された。

就職を考えているサッカー、野球、ラグビー選手など約20人が参加。そして、採用を考える企業は7社集まった。

1対1の面談形式で、企業が興味のある人の席に行き、仕事内容の説明やアスリート側の疑問や質問について答えていった。実際に参加した24歳の元サッカー選手は、

「日本代表の試合を見たり、自分の実力を考えると、もっと上のレベルでプレーすることが難しいと感じ、引退を決めました。企業説明会など1度も行ったことがなく、今回が初めてだったので少し緊張しました。まだどんな仕事をしたいかもわからない状態なので、色々な仕事の方の話を聞くことができたのは、とても良かったです」

と話してくれた。では、なぜアスリートの採用を希望するのだろうか。参加した企業、レイスバックオフィスの組織編制課マネージャー宮嶋孝行さんに話を聞いた。

「スポーツの部活動など、何かに打ち込んできた経験のある人が、会社で多く活躍しています。そういう傾向があることから、今回初めて元アスリートの採用を考えました。やはりアスリートは、競技と真摯に向き合い目標に向かい頑張ってきたと思います。目の前のことに一生懸命になれた人だからこそ、仕事も頑張っていただけるのではないかという考えがあります」

アスリートの経験や知識が、会社を活性化させるとも考えている宮嶋さん。積極的に採用をしていきたいと話してくれた。
一番の悩みは『何をしたらいいのか分からない』こと
就職を考えているサッカー、野球、ラグビー選手など約20人が参加。企業は7社集まった
「アスリートセカンドキャリアフォーラム」を主催したのが、リスタンダード株式会社。元プロアスリートや体育会学生など「アスリート」の採用支援に特化し、イベント・企業紹介など様々な手法で支援している。

就職を希望するアスリートの悩みは、どのようなものなのか。シニアマネージャーの新井一平さんは、

「今まで、競技に打ち込んできたため『自分はこれから何をしたらいいのか分からない』という悩みが一番多いですね。将来を決めていないことが、セカンドキャリアを難しくしていると思います。将来的には、競技を続けながらも自身で次のキャリアを考えられるような仕組みを作り、引退後の進路をきちんと決められるようなお手伝いができればと思います」

フォーラムは今回で3回目。参加した人の中には、就職が決まった人もいる。営業部マネージャーの篠田徳尊さんは、

「自身でキャリアの事を考えて、参加してくれる人が多くいます。企業から会社の説明を直接聞き、納得して面接に行くので、採用が決まった人は、今のところ離職することなく各企業で活躍しています」

現在も元サッカー選手を中心に、30~50名の就職希望者が相談に来ているという。引退後、どのようなキャリアを歩んでいきたいのか。現役時代に少しでもイメージしておくこと、それが次のステップに早く進める鍵になるだろう。
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