Home > ニュース > ジュニア女子アスリートを多角的に支援する講習会が開催。公認スポーツ栄養士や栄養管理士の雇用創出にもつなげる

2018年2月9日18時17分

ジュニア女子アスリートを多角的に支援する講習会が開催。公認スポーツ栄養士や栄養管理士の雇用創出にもつなげる

  • LINEで送る
2018年2月2日「ジュニア女子アスリートメディカル支援講習会」が、順天堂大学本郷・お茶の水キャンパス第2教育棟で行われた。

これは、平成29年度スポーツ庁委託事業「女性アスリートの育成支援プロジェクト女性スポーツ医学普及啓発プログラム」の一環として、ジュニア期の女性アスリートを多角的に支援するため、医学の普及・啓発を目指した講習会。公認スポーツ栄養士・栄養管理士(女性アスリートのサポートをしているもの)、婦人科及び整形外科などの医師、医療従事者など、計86名が参加した。

女性スポーツ研究センター長の小笠原悦子氏は、

「女性アスリートの三主徴(Female Athlete Triad;FAT)の理解を深めた婦人科医が日本全国で増加しています。しかし、婦人科医がFATを診断する際に『適切なスクリーニング』と『適切な栄養指導』による治療を施すことができる病院は、非常に少ないのが現状です。そこで、女子アスリート特有の具体的症例を検討・共有する講習会を開催しました」
女性スポーツ研究センター長の小笠原悦子氏
講演Ⅰ『ジュニア女子アスリートへのヘルスサポート』には、国立病院機構西別府病院スポーツ医学センター長の松田貴雄氏が登壇。そして、講演Ⅱ『ジュニア女子アスリートサポートにおける公認スポーツ栄養士(管理栄養士)の役割』には、神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部教授の鈴木志保子氏が登壇。

松田氏、鈴木氏ともに、実際に選手を指導した経験を元にしながら、ジュニア期における成長の違いから変化する栄養の摂取方法やジュニアアスリートのLEA(Low Energy Availability:利用可能エネルギー不足)の原因など、アスリートを見るにあたり、大切なことを話した。

2020年東京五輪・パラリンピックが近づくにつれて、アスリートの栄養やトレーニングなど注目度が増している。しかし現在『女性アスリート外来』があるところは、順天堂大学医学部附属順天堂医院、順天堂大学医学部附属浦安病院、東京大学病院、国立病院機構西別府病院の4カ所だけ。そこには、公認スポーツ栄養士が常駐しているが、実際は栄養士がアスリートにかかわる職場は少ないのが現状。

今回のような講習会で、栄養士と病院関係者が交流する機会が増えていき、現場はどのようになっているのかなど、話し合う機会ができることにより、雇用創出のきっかけにつながる可能性もある。同講習会は、2月24日(土)に兵庫県のザマーカススクエア神戸ミッドタウンでも開催される。様々な人と交流を深め、活躍の場を広げるきっかけになってほしい。
  • LINEで送る
  • sports japan GATHER クラウドファンディング