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2016年11月25日19時54分

様々な取り組みから見えてくる『企業』が『スポーツ』を支援する方法とは?

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会員を増やすために、スポーツ業界で働いている人たちをゲストに迎えたセミナーを積極的に開催している
セミナー『企業とスポーツの幸せな関係を求めて ~スポンサーマッチングの現場から~』が、11月初旬に東京都・西新宿のフォトクリエイトで行われた。

講師は、スポーツを活用したブランディングコンサルタント会社Dreamers Japan代表取締役の本田康弘氏とスポンサー情報掲載サイト「スポンサーマーケット」などの運営を行う会社JMS代表取締役の衛藤涼太氏。

本田氏は、実業団でラグビーを行っていたが、24歳の時に事故で大けがをしてしまい、競技を引退。その経験から、アスリートのために、引退への「不安」を「希望」に変える手伝いをしたいと考え2012年に起業。現在は、企業が商品やサービスを消費者に提供する際に、社会貢献に結び付くような仕掛けを取り入れる手法コーズ・マーケティングの仕組みを使って「good for everyone project」を構築し、活動している。
コーズ・マーケティングの仕組みを使い「good for everyone project」を構築し活動しているDreamers Japan代表取締役の本田康弘氏
「スポーツは、広告や興行収入が柱ですが、それで成立するのは国内では野球・サッカーぐらい。マイナースポーツになれば、競技そのものの価値だけで、お金を集めることは難しい状況です。その中で、販売促進を考えている【加盟企業】と代理店契約を結び、販売成約時に、【加盟企業】より頂く代理店手数料を【登録団体】に按分する仕組みを考えました。活動資金不足を悩んでいるスポーツ団体や、アスリートの活動資金づくりに活用してもらいたいです」

また衛藤氏は、日本で行われている様々なスポーツをクリック募金で応援するサイト「スポクリ」を構築。1クリックすると、1円がスポーツチームまたは選手にスポンサーから支払われる仕組みで、現在は、日本ではなじみの薄いカバディ、オーストラリアンフットボール、コーフボールなどを支援中。
スポーツをクリック募金で応援するサイト「スポクリ」を運営しているJMS代表取締役の衛藤涼太氏
「コーフボールにスポンサーがついた例を挙げると、スポンサー企業の社長がバスケットボールをしており“何かスポーツを支援したい”という気持ちがありました。値段も手ごろ、コーフボールがバスケットボールに少し似ているということが、決め手となりました。企業がスポーツのスポンサーになるというのが、簡単なんだよというのを多くの人に知ってほしいし、そういう取り組みをこれからもできたらと思っています」

セミナーに参加したスポーツ関係者は、2人が行う『スポーツを支援する形』に対して、多くの質問を投げかけ、自身が行う事業に、どう活かせるかを探していた。

現在、スポーツ界は、お金を出してくれる企業を求めているが、自らの価値を世の中に伝えきれていない。そして企業は、スポーツ界を支援したいと思っているが、どのように支援すればいいのか、分からないというのが実情。

本田氏、衛藤氏のような取り組みにより『企業』と『スポーツ』がマッチングしていくことで、スポーツ業界発展の一助になることは間違いない。2020年東京五輪・パラリンピック後もスポーツ界が成長していけるような仕組みが増えることを期待したい。
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