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2016年9月6日16時30分

酔いどれDのリオ五輪外伝その3「2016・10・07メダリストパレード&4年後東京大会までに改善できること」

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陸上400メートルリレーで銀メダルを獲得し、日本中を沸かせたケンブリッジ飛鳥、桐生祥秀、飯塚翔太、山縣亮太(写真左から)。リレーメンバーのほかにも多くのメダリストが集結するパレードは今回も盛り上がりを見せるだろう(写真・Getty Images)
スポーツ業界で働き、酸いも甘いも知り尽くすベテラン・テレビディレクターが、本サイトで連載中の『酔いどれDの妄想一献“スポーツのある風景”』。今回は、特別編として2016リオ五輪で印象に残ったシーン3つ紹介。3つ目は「2016・10・07メダリストパレード」について。
今回はパラリンピアンもパレードに参加
2012年、ロンドン五輪メダリストパレードは実に賑やかで素晴らしいもので、沿道を埋めた観衆は約50万人ともいわれた。

紙吹雪と大歓声で出来た「銀座の巨大な川」をオープンバスに分乗したメダリストの船団がゆっくりとビルの渓谷を進む様は圧巻だった。しかし後日、このパレードを悲しい気持ちで見ていた人がいる事を、取材の中で知った。

ロンドンに出場が決まっていた日本のパラリンピアンたちであった。銀座パレードは五輪の閉会式とパラリンピックの開会式の間に、当時東京都知事だった石原慎太郎氏の鶴の一声で実現した。

アイディアは良かったが、オリンピアンの活躍にしか目が届かなかった点は、自らも猛省が必要だと痛感した。パラリンピアンたちにとって、大舞台に臨む前に、オリンピアンの祝宴が先に終わっていたら、それは悲しい。

ところが今回は、リオデジャネイロ五輪、パラリンピックの合同パレードを10月7日金曜日に行うと発表があった。TOKYOの歓喜の川を行く船にパラリンピックのメダリストも乗るのである。綺羅星の如き船団が秋色の大東京渓谷を揺るがす事は間違いない。
12年ロンドン五輪のメダリストパレードは銀座中央通りで行われ、約50万が駆け付けた
東京まで4年
改善の余地はまだまだある
2020年東京大会もまだ改善の余地があるのではないかと思う。

競技場、エンブレム、そして大会の顔である都知事など、大会の根幹と思われる重要な案件がコロコロと変わった。それにも拘らず、大会へ向けて準備は進んでいるように見える。

この際、日程も思い切って変えてみてはどうか。本当は五輪、パラリンピック同時開催が理想だが現実的には施設の運用など対応が難しそうだ。ならば、先にパラリンピックを行い、その後に五輪を行うのはどうだろうか。競技場のやり直しに比べたら、日程変更なら何とかなりそうなものだ。

開会式は1回で良い。日の丸の後ろを「役員」ではなくパラリンピアンとオリンピアンが一緒に行進するのだ。また、表彰式のメダルプレゼンターを、それぞれのメダリストが行うのも良いのではないか。テニス競技ならば国枝慎吾選手が錦織圭選手の胸にメダルを掛けるのである。

目先のメダル獲得ばかりを優先してしまう我が国のメディアが、もっと「融合五輪」への提案をすべきだと思う。4年という時間は短いようで長い。20年は、開会式からのメダリストパレードまで、日本の知恵と工夫がぎっしりと詰まった時間になる事を誰もが望んでいる。

都知事の交代などで恐らく時間にゆとりがない中、リオ五輪の閉会式で披露された「ハンドオーバセレモニー」で、鮮やかな演出で世界を驚かせたように。まあ、マリオが総理大臣の安倍晋三さんで良かったのかどうかは別として……。
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