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2016年9月5日15時15分

スポーツ専門ライブストリーミングサービス『DAZN』が日本でスタート!ファンは視聴スタイルの選択を迫られる時期に

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DAZN CEOのジェームズ・ラシュトン氏と日本社長の中村俊氏(写真左から)
国内外130以上のスポーツコンテンツを年間6000試合以上見られるライブストリーミングサービス『DAZN(ダ・ゾーン)』が、2016年8月23日から日本でサービスを開始した。

事業を行うのは、英国を拠点にスポーツメディアを展開する『パフォーム・グループ』。これまでコンテンツの流通、スポンサーシップなどを中心に事業を運営してきており、日本では、今年7月にJリーグの放映権を10年間取得した。

コンテンツは、サッカー(ドイツ・ブンデスリーガ、イタリア・セリエA)、野球(横浜DeNAベイスターズ、広島カープ、MLB)、バレーボール(V・リーグ)、総合格闘技(UFC)、ゴルフ(PGAツアー)、バスケットボール(NBA)、モータースポーツ(F1)など、多岐にわたる。

利用料金は月額1750円(税抜き)で、1カ月間は無料体験が可能。テレビやスマートフォン、タブレット、ゲーム機、パソコンなどのデバイスを通して視聴できる。

また、ライブのほか、見逃し配信も実施。ライブ視聴中は巻き戻し、一時停止に対応する「キャッチアップ」機能を備え、ハイライト映像にも対応。画質はフルHD(1080p)で、同時利用可能台数は2台で、登録機器は6台までとなっている。
日本市場に参入した4つの理由とは?
日本市場参入の理由を話すDAZN日本社長の中村俊氏
日本のほか、ドイツ、オーストラリア、スイスでも数週間前にサービスを開始。DAZN CEOのジェームズ・ラシュトン氏は、

「いつでもどこでも見られることが特徴です。OTT(Over-The-Top:インターネット回線を通じて、メッセージや音声、動画コンテンツなどを提供)が、スポーツブロードキャスティングの未来と考えていることから、この事業を開始しました。日本オフィスでは、映像制作環境を整えており、2017年までには約20億円をかけたスタジオも設立する計画です」

とスポーツ専門の映像配信サービスについての見解を示した。また、DAZN日本社長&マネージングディレクターの中村俊氏は、日本市場に参入した4つの理由を話した。

「1つ目は、日本では現在人口の90パーセント以上がインターネットにつながっています。2つ目は、日本には多くのスポーツファンが存在します。3つ目は、そのスポーツファンはサッカー、野球、バレーボールと複数のスポーツを見る傾向にあります。そして4つ目は、複数のスポーツを見る傾向にいるのにも関わらず、日本の視聴環境が、必ずしも最適とはいえません。様々なスポーツを見ようとすると、月1万円程度掛かることになってしまいます。しかしDAZNは、多くのスポーツコンテンツを低コストで配信していきます」

と説明した。
時代の変化により
TV・インターネットと視聴方法は様々に
昔は、NHKや民放でプロ野球やサッカーが生中継で放送されており、テレビをつければスポーツが視聴できた。その後、衛星放送として「スカパー!」や「WOWOW」などが、有料で海外スポーツや地域に密着したスポーツ番組を提供するようになり『関心のあるスポーツや好きなチームを応援するために視聴する』というスタイルが確立。

しかし、総務省が発表している「平成27年情報通信白書」では、26年度64.2パーセントがスマートフォンを保有しているという結果が出ている。22年度には、9.7パーセントの保有であったことから、急速に普及が進んでいることが分かる。その結果、近年インフラ面の整備が急速に行われ、通信速度も上昇。スマートフォンやタブレット端末で、インターネットを通じて「YouTube」や「ニコニコ動画」を視聴するという事があたり前のようになっている。

そのような背景もあり、今年はソフトバンクがスポーツライブストリーミング「スポナビライブ」をスタート。それに続き、DAZNもサービスを開始。スポーツを見る環境は大きく変化した。

新たなスポーツの視聴方法が登場したことにより、視聴者のみならず、スポーツ産業界全体にとっても大きな転機を迎えることになるだろう。
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