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誰でも応募可能になる!?

2015年10月2日18時13分

東京2020の新エンブレムは
誰でも応募可能になる!?

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王貞治
2020年東京オリンピック・パラリンピックの公式エンブレムが使用中止となったことで、新たなデザインを選定するエンブレム委員会が9月28日に発足。翌29日には早速初会合が開かれた。

委員長は東京藝術大学学長の宮田亮平氏、そのほか委員には福岡ソフトバンクホークス株式会社取締役会長の王貞治氏や元プロテニスプレーヤーの杉山愛氏、日産自動車株式会社取締役副会長の志賀俊之氏など、芸術界、スポーツ界、経済界、IT界から計19人が選ばれた。今回は準備会の報告書、新たなエンブレムに対する考え方などを委員に報告。そして、今後の論点を共有し、意見交換を行った。

王氏は、
「1964年の東京オリンピックは、開催する前よりも、開催されてみてからオリンピックはこんなにスゴいんだと感じました。2020年はもっと国民のみなさんが熱狂的に盛り上がると思います。その助走としてエンブレムが制作されますが、そういう想いを代弁しながらいいものができたらと思います」

また、IT界から委員に選ばれた慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授で、過去にドコモ「iモード」を開発した夏野剛氏は、
「前回のエンブレム選定は、近代史上まれにみる大炎上でした。これほどまでにインターネットというものがメディアとして、あるいは社会の基盤として国民の間に普及していることが前提プロセスに考慮されていなかったのではないかなという面もありますので、ネットを通したオープン性ということをいかに新しいエンブレム選定に入れていくかということが、非常に重要だと思っています」

前回のエンブレム問題は、インターネットで模倣を指摘する声が相次いだ。それを未然に防ぐためにも、今回はネットを考慮した選考もポイントになっていくだろう。
4度のオリンピック出場経験のある杉山氏は「みなさんがワクワクするようなエンブレムを一緒に選んでいきたいです」と話した。
10月中旬に応募要項が決定
委員長を務める宮田亮平氏。多くの人に応募してもらいたいと話した
多くの人が気になるところは応募資格だろう。
前回は、TDC賞や亀倉雄策賞など2種類以上受賞していることなど特定分野の人々による閉鎖的な選考になっていたが、今回は『誰でもエンブレムを作って応募できる』という事になりそうだ。簡単にいえば『受賞歴等の制限を設けない』『年齢も制限しない』『家族や学校などのグループ応募も可能』ということ。まだ正式に決定たわけではないが、委員長を務める宮田氏も上記の方針で進めたいと話した。

今後のスケジュールは、10月中旬までに応募要項を決定し、16年の春までに新エンブレムの発表を目指す。もう失敗は許されない中、どのようなエンブレムが選ばれるのか、今はまだ不安と期待が半々といったところだろう。
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