2019年11月12日14時31分

『Indeed』がサッカーに特化した仕事探しサイトをオープン。その理由とは?
"サッカー選手"だけがサッカーの仕事ではない

今年8月、求人特化型の検索エンジン『Indeed(インディード)』が、サッカーに関わるさまざまな仕事を表現した特設サイト【Love Football? Search for it.】をオープンした。
このサイトでは、サッカーコーチからサッカーイベントの運営スタッフ、試合会場での販売業務など、サッカーに関わる約600種類の仕事に取り組むキャラクターを1つの島に表示。クリックすると、その人物にスポットライトがあたり、検索キーワードとともに実際の求人が見られる仕組みになっている。
今回の企画を担当したシニアブランドマネージャーの佐藤大樹さんは、特設サイトの狙いを次のように説明する。
「Indeedは『We help people get jobs』というミッションを掲げ、人々の仕事探しを応援することを目的としている検索エンジンです。残念ながら現状“Indeedでどういう体験ができるのか?”という具体的なサービス内容をまだ伝え切れていない部分があると感じていました。そこで、キーワードからいろんな仕事が見つかるということを可視化することで、Indeedのサービスを理解していただくことを目的に、今回の特設サイトを開発しました」
今回は「サッカー」「音楽」「映画」の3つのテーマを取り上げ、それぞれに関わる仕事を“島”として表現したビジュアルを制作。数ある業種、業界のなかから、この3つを選んだ理由は“憧れ”という共通点だという。
「たとえばサッカーの仕事というと、サッカー選手が真っ先に思い浮かびますが、特設サイトをご覧いただくとわかるように、実際には“イベント運営”“番組作り”“グッズ販売”など、サッカーに関わる仕事はたくさんあります。この企画は『夢や憧れに関わることのできる仕事は数多くある』ということを伝えたいという想いから始まっています。数あるスポーツのなかでも、サッカーは熱狂的なファン以外にも広く受け入れられていて、世代や性別を問わず愛されているスポーツであることから、テーマのひとつに選びました」
特設サイトは、2019年8月7日に行われたJリーグYBCルヴァンカップの湘南ベルマーレ対アトレチコ・パラナエンセ戦の会場にもタッチスクリーンを用意して展示。その場で利用した人からは“仕事が可視化されていてわかりやすい”、“こういう仕事があると知らなかった”といった感想があったという。
キーワード検索で意外な仕事が見つかることも

実際にIndeedで『サッカー』『東京都』を入力して検索すると、2000件を超える仕事がヒットする。一見、サッカーとは関係の無いように思える仕事も表示されるが、詳細を見てみると“こんな関わり方もあるのか!”と驚かされることも多く、スポーツに関わる仕事の幅広さを実感できる。
また、特設サイトの公開にあたり、コンセプトムービーも展開。今はサッカーとは異なる仕事についている元サッカー選手3名が登場しているが、これも“サッカーに関わる仕事は選手だけじゃない”というメッセージを込めたものだという。
「特設サイトは、Indeedをよりたくさんの人に知っていただくことを目的として開発しましたが、そのきっかけとしてスポーツは非常に魅力的だと思います。最近では、eスポーツに代表されるような新しいスポーツにも注目が集まっていますし、そこに新しい仕事が生まれます。Indeedがそうした仕事探しのお手伝いもできればと考えています」

特設サイトでも“島”の中心に大きく検索窓が設置されているように、Indeedと求人サイトの大きな違いは、キーワード検索にある。
一般の求人サイトでは、『営業』や『マーケティング』など、既存の職種カテゴリーから探していくことが一般的だが、Indeedでは気になったキーワードを自由に入れていくことで、仕事をリサーチできる。たとえば、『アスリート』や『セカンドキャリア』といった求人サイトでは、カテゴリ分けがされておらず、探しずらいような仕事もIndeedでは求人がヒットする。
「これからIndeedを使っていただく方は、キーワードでもいいですし、たとえば『サッカーが好き』などの文章を入れていただくのもいいと思います。1つ、2つのキーワードで検索して、また別のキーワードを入れ直して…といった方法で探していく方が多いのですが、キーワードを消さずに、どんどん追加していくことで絞り込みが出来るのも、Indeedでの仕事探しの面白さ。
また、eスポーツのような新たな業界の仕事を見つけるには、既存の人材サービスでは難しい面もありますが、キーワードならどんな仕事も検索することができます。仕事探しというとどうしても構えてしまいますがIndeedを使い、気軽に仕事を検索してもらえると嬉しいです」
スポーツに関わる仕事がしたいと思いながらも、実際にその一歩を踏み出すまえに、ストップしてしまう人は少なくないはず。Indeedのようなサービスを利用して、憧れの仕事を気軽に探しをしてみるのもいいかもしれない。
取材・文/奥田高大
※データは2019年11月12日時点
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