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2019年9月10日16時02分

チアリーディング 土屋炎伽さん「両立のポイントは“感謝”と“タイムマネジメント”です」アスリートのデュアルキャリア(後編)

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チアリーディング土屋炎伽さんに話を聞きました


今年6月、国内を代表するミスコンテスト『2019ミス・ジャパン』の東京代表に選出された土屋炎伽(つちや・ほのか)さん。大学時代に出会ったチアリーディングの世界に魅了され続けている。大学卒業後は富士通に入社。正社員として働きながら、富士通チアリーダー部『フロンティアレッツ』で活動。今年3月には富士通を退社し、現在はコンサルティング会社に勤めながら、フロンティアレッツの活動を続けている。“常にチアリーダーであり続けたい”と語る土屋さん。チアリーディングとの出会い、転職した理由、『ミス・ジャパン』に挑戦する想いについて伺いました。【前編はこちら

取材・文/斎藤寿子
撮影/竹見修吾

限られた時間の中で
最も効率の良い方法を考える
チアリーディング部『フロンティアレッツ』のメンバーとなった土屋さん
2015年4月に富士通に入社し、チアリーディング部『フロンティアレッツ』のメンバーとなった土屋炎伽さん。入社後は、人事部に配属となる。定時まで通常業務をこなしたあと、週に3回チアリーディング部の練習を行った。

活動は、主に富士通のアメリカンフットボールチームと女子バスケットボールチームの応援で、シーズン中は週に1、2回のペースで試合があることも。そのほか、社内イベントでパフォーマンスを披露することもあった。そんな多忙な日々を送っていた土屋さんが、仕事とチアリーディング活動のどちらも充実させるために大切にしていたのは“感謝の気持ち”。

「練習がある日は必ず定時に退社しなければならなかったり、シーズン中は試合やイベントが重なって、ハードにチアの活動が続きます。そうすると、同じチームや部署の方たちが残業しないように仕事を分担し、フォローしてくれました。

だからこそ、働きながらチア活動をさせてもらっている環境や、周りの方々への感謝の気持ちは忘れないで“仕事”と“チアの活動”をしっかりとやらなくてはいけないと、心に刻んで行動しました」

そのため、自分自身に与えられた仕事はきちんとこなそうと、土屋さんが重要視していたのは“タイムマネジメント”。

「当時の上司の方が“時間を意識することが大切だよ”とアドバイスしてくださったんです。それからは、すごく時間の使い方を考えて仕事をしていました」

まずは、どの業務にどれくらいの時間を要するかを把握し、限られた時間の中で、どの順番でどのように進めていけば最も効率がいいのかを考量する。そして、一人で抱え込んで、ギリギリになって迷惑をかけるよりも、困った時には早めに相談し、疲れた時には無理をせずに、少しの休憩を入れることも仕事がスムーズにいくコツだという。
どんな時も
チアリーダーであるために
ミス・ジャパンに応募したのも“新しいチャレンジ”の一つ
今年3月には、4年間勤めた富士通を退社し新しい職場へ。その理由は何だったのか。

「富士通の方たちはみんなとてもいい方ばかりで、何よりも自分たちの仕事に誇りを持っていて尊敬できる方ばかりでした。そんな環境でお仕事をさせていただいていることに、とても幸せを感じていました。だからこそ、これまでの経験を活かして、新しいことにチャレンジしたいなという思いが芽生えてきたんです。新しい環境に身を置くことで、自分自身をもっと成長させていきたいと考え、転職することを決めました」

『ミス・ジャパン』に応募したのも“新しいチャレンジ”の一つだった。

「日頃から社会に貢献するためには、どうしたらいいのかを考えていて、機会を探していました。チャンスを待つのではなく、自分から行動を起こし、いろいろなことにチャレンジしてみたいと思うようになり、思い切って応募したんです。

ミスコンは、美しさを競うだけではなく、様々な地域で幅広く社会貢献の活動をしているので、チアのことをもっと多くの人に知ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。そして、これまで多くの選手たちに元気づけられてきたので、今度は私自身の挑戦する姿で“誰かに元気や勇気を感じてもらえたら”と。そんな胸中でしたね」

現在も富士通のチアリーディング部に所属する土屋さんは、新しい職場で社員として勤務しながら、チアリーディングの練習や活動に参加。そこにミスコンの活動も加わり、新鮮な気持ちで新たな挑戦を楽しんでいる。

また、ミスコンの最終選考で東京代表に選ばれた際には、一時“芸能界入り”が取り沙汰されたが、本人は芸能人になりたいという気持ちは持っていないという。

「私はどんな時も“チアリーダー”であり続けたいです。スポーツの現場やイベントだけではなく、常日頃から人を元気づけられるような存在でありたい。人や社会に貢献し続けていきたいと考えています。そうした中、何らかの形で芸能界で頑張っている妹や弟と一緒に仕事ができることがあったら嬉しいですね!」

今後の活動の中でも富士通で学んできた『タイムマネジメント』『感謝の気持ち』を大切にしていきたいと話す土屋さん。社会に貢献していくことを目標に、これからも笑顔で歩んでいく。


(プロフィール)
土屋炎伽(つちや・ほのか)さん
1992年8月生まれ、東京都出身。明治大学で応援団バトン・チアリーディング部に所属。卒業後は、富士通に入社し、正社員として働きながらチアリーディング部『フロンティアレッツ』のメンバーに。アメリカンフットボールチーム『富士通フロンティアーズ』などで、活動を行う。2019年3月に富士通を退社。現在はコンサルティング会社に勤めながら、フロンティアレッツの活動を続けている。今年6月には、国内を代表するミスコンテスト『2019ミス・ジャパン』の東京代表に選出。9月11日に開催される日本大会でグランプリを目指し、自分でしか創れない新しいキャリアを歩む。

※データは2019年9月10日時点
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