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2019年6月19日13時25分

食品メーカーのダノンが小学生のサッカー大会 『ダノンネーションズカップ』を開催する目的とは?(前編)

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ダノンネーションズカップ実行委員長の長谷川一美さんに話を聞いた


1998年にフランスで始まり、2000年からはFIFA(国際サッカー連盟)公認の国際サッカー大会として、毎年行われている『ダノンネーションズカップ』は、10~12歳以下の子どもたちを対象とする“小学生年代のワールドカップ”。

世界27カ国(※2019年現在)で行われる国内予選大会には、毎年約250万人のサッカー少年・少女が参加し、その優勝チームが各国代表として世界の頂点を目指す。同大会を主催するのは、今年ヨーグルト事業が100周年を迎えた食品メーカーのダノン。世界120カ国の地域で事業展開をしている世界有数の大手ブランドだ。

“食とスポーツを通じて子どもたちの成長を支援する”ことを理念として掲げる『ダノンネーションズカップ』の狙いや取り組み、今後の展望などについて、ダノンネーションズカップ実行委員長の長谷川一美さんに話を聞いた。

取材・文/斎藤寿子

最大の目的は
“健康を届ける”
『ダノンネーションズカップ』が産声をあげたのは、19年前の2000年。第1回大会がフランスで開催され、開催国フランスが優勝した。

日本が初めて参加したのは、2001年の第2回大会(※2001年~2003年までは選抜チームで出場)。それ以降、毎年代表チームが日本から出場。2017年からは女子の部も創設(※2016年までは男女混合チームの参加が可能だった)され、日本でも昨年からは男女分かれての国内予選がスタートしている。

では、なぜダノンはサッカー国際大会を主催するのか。ダノンネーションズカップ実行委員長の長谷川一美さんによれば、そこには2つの大きな狙いがあるという。

「全社をあげてダノンが大事にしているのは“食を通じて健康をお届けする”ということ。その観点から、スポーツをするうえでも栄養を摂ることの大切さを、子どもたちやその保護者の方々に啓発していきたいというのが、今大会を主催する最大の目的です。もう一つは、小学生のうちから、多様性である”国際感覚”を身につけてもらいたいということもあります」

ダノンジャパンで働く約350人の社員の国籍は20カ国と、まさに多様性社会の中にある。グローバル化が顕著に進む現代社会の中で、国際感覚を身につけることの重要性を肌で知る企業だからこその発想といえる。
熱戦が繰り広げられた
「ダノンネーションズカップ in JAPAN」
では、日本国内ではどのような取り組みが行われているのだろうか。

ダノンジャパンでは、2004年から『ダノンネーションズカップ in JAPAN』を開催。世界27カ国の代表チームが集結して行われる“世界一決定戦”の日本代表を決める大会だ。

以前は、東京会場のみでの開催だったが“地方の子どもたちにも、世界を経験する機会を提供したい”という思いから、2017年より複数の会場で予選が行われている。

今年度は、福島(男子)、埼玉(男子・女子)、大阪(男子・女子)、福岡(男子)、4つの予選会場を設け、会場ごとに参加チームを募集。男子は抽選で選ばれた全112チームがしのぎを削り合い、女子は全9チームが予選に参加した。

3月23、24日の2日間にわたって、駒沢オリンピック公園総合運動場で開催された国内本大会には、男子は各予選会場の上位4チーム計16チームと、昨年度の本戦ベスト8、そして予選に参加できなかったチームの中から応募し抽選で選ばれた8チームを加えた計32チーム、女子は10チームが出場。世界一決定戦への切符をかけた熱戦が繰り広げられた。

その結果、男子は2016年の世界大会で準優勝に輝いたヴァンフォーレ甲府U-12が3大会ぶり2度目、女子は前年度に続いて千葉中央FC U12ガールズが、世界への切符を獲得。今年10月にダノンのヨーグルト事業発祥の地であるスペイン・バルセロナのRCDEスタジアムで開催されるダノンネーションズカップに挑む。(前編終わり)
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