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2017年5月29日15時47分

亜耶バネッサのキャリアアップ・結婚・出産・子育て体験記Vol.10(最終回)【アスリートは恋愛してプライベートを充実させたほうが頑張れる!】

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現在、女性の魅力を最大限に引き出すトータルビューティーアドバイザーとして活躍している亜耶バネッサさん。アスリートとして活躍していた学生、社会人の時の恋愛観。キャリアを積んで行く中で女性として歩んでいる結婚、出産、そして家族とは。
―スポーツ選手として恋愛するということ―
「恋愛はあり!」ですね。恋愛に左右されるようなアスリートは本物のアスリートじゃないと、当時は偉そうに思って打ち込んでいましたから(笑)。恋愛してプライベートが充実して、オンとオフをしっかり切り替える。だから頑張れるんだと思っていました。

とは言え、私も若い時は恋愛でアップ&ダウンが沢山ありました。メンタルが強くないとどうしても気持ちを引っ張られてしまう、だから大きく左右されないように、どれだけ自分でメンタルコントロール出来るかが重要で、意識しながら生活していました。

『プライベートはプライベート!』と割り切って、練習や試合には持ち込まないで切り離すように心掛けていました。どんなシチュエーションでも試合になるべく影響が出ないように、自分にプレッシャーをかけるという感じですかね。

今でもいろんな事で喜んだり悩んだり落ち込んだりする事もありますが、その感情を持ち込まないで仕事に打ち込めるのは、スポーツをやっていた時のメンタルコントロールのおかげかなと思っています。
―父の影響で切り替えることができた―
父はオンとオフがしっかりしていました。だから恋愛は恋愛、スポーツはスポーツ。プライベートでいいことや悪いことがあっても、それはそれ。切り替えて仕事に集中するというのはすごくスポーツと似ているかもしれないですね。

高校時代はインターナショナルスクールだったので、恋愛は当たり前で、誰と誰が付き合ってるとか、別れた、ということまで周りが知ってるのが私達の学校の雰囲気でした。大学でも恋愛している子はイキイキしてたかなって思います。でも学校によっては、特に空手のような武道では「恋愛するぐらいなら練習に集中しろ!」という指導者も当時は多かったようにも思います。

私の話になりますが…笑。高校生の時、アスリートの人と付き合っていて、お互いの試合を見る機会が多かったんです。なので、私は試合の本番となると「格好良いところ、イケてるところを見せたい!!」というやる気やモチベーションに繋がりました。恋愛に限らず、家族でも良いんですが、「誰かのために」とか「誰かに魅せたい」って活力にもなると思うんですよね。
―スポーツをしていなかった主人―
同じ大学の同級生と結婚したバネッサさん。ご主人はクリエイターとして活躍していた
彼とは同じ大学、同じキャンパスの同級生。授業がいくつか一緒で、顔見知り程度の仲でした。私はスポーツの仲間たち、彼は音楽の仲間たちと一緒にいることが多く、交わることがなくて遊んだこともなかったです。ちょっと喋ったかなというくらい。

今から3年ほど前、友達に大学の、クリエイティブに携わっている仲間で集まっているから来ない?と誘われたんです。仕事に繋がるかもしれないと思ったので顔を出してみる事にしました。そこで7年ぶりに再会しました。広告代理店に勤めていた彼と「ヘアメイクアップアーティストとしてこういう仕事をしたんだよね」というような話で盛り上がりました。

最初は彼が私をすごく好きになってくれて、猛アタックされました(笑)。付き合う前に「5年後、10年後が想像できるから、将来結婚をしたい!」って言われたんです。運命の再会から一カ月、猛アタックされて付き合い、そのまた一カ月後に両親同士との顔合わせ、婚約、いわいるスピード婚でした。

私は最初、絶対好きにならないタイプと思ってたんです(笑)。でも、話せば話すほど仕事や人生の考え方で共通していることが多く、お互いの両親同士も価値観やライフスタイルが似ていましたし、なにより「家族愛」の強い人だったのが決め手のように思います。彼は全くスポーツをやらないのですが、スポーツ以外の共通点がすごく多いんですよね。

スポーツに関しては真逆だからこそうまくいってるのかもしれません。アスリートと付き合うとどうしてもライバル心みたいなものが私の中に出てきてしまうみたいで(笑)

二人とも仕事をして、子育てをして、料理も家事も気が付いた人が、時間がある人がやる!全部平等にやっています。ひょっとすると夫婦というよりも空間をシェアしている、なんでも話せる人って感じかな!?

ケンカももちろんしますけど、必ずフラットに戻っていきます。二人ともその日に解決しないといけない人だし、お話が大好き!長い間付き合ったり、一緒にいたわけではないので、結婚して「こんな人だったのか」と驚く事も当たり前にあって。でもぶつかったらその都度、距離が近くなってると思うんですよね。
―出産後、ママさんアスリートの凄さを痛感―
子供にはスポーツをやらせたいというバネッサさん。健康、メンタル、集中力、人間関係、コミュニケ−ション能力などを養えると話した
お客様は結婚前から主婦層が多くて、でも自分が体験していないので想像でしかいえなかったことがあったんですが、実際自分が経験して提案も随分と変わりました。「産後、自分の女性らしさを取り戻したい」とか「昔から変えていないのでもっと大人らしいメイクにしたい」とか「主婦になって時が止まってしまったのでもう一度動き出したい」なんてリクエストもいただきます。

実践的な教える内容も「これだと時短になります」とか、「(メイク用品も)なるべく安くて安心できるいいもの」なんてことも考えるようになりました。

また、妊娠してから運動ってなかなか出来なく、出産後もやる気があっても身体が反応してくれなくて。あれだけ身体を動かすのが好きだったのに、半年経っても、運動をやろうというエネルギーが戻りませんでした。

身体を動かすことは大好きなので、今は趣味の範囲でやってはいます。前回、お話した双子の姉の中町美希レベッカは出産後すぐに空手の世界大会に出たんですよ。しかも産後の試合は1位という結果を残して。もうただただ「スゴイなぁ~!!」と。復帰しようとするマインドに戻れるのがすごい。

アスリートの女性で結婚して出産して、復帰される方がいらっしゃいますが、本当に尊敬します。子供の面倒をみながら、家のこともして、練習をして、そして結果も求められる。私には絶対無理ですね(笑)。

子供にはいろいろな経験、興味があるものはやらせてあげて可能性を広げてあげたいですね。ただ、本格的にやるって決めたら、自分の中でやりきったという結果が出るまで嫌だと言っても続けさせたいとも思っています。私自身が結果にこだわりながらいろいろやってきましたから。でも実際は全然違う育て方をする可能性も否定できませんね。

出来れば、スポーツはやらせたいです。健康的になるし、メンタル、集中力、人間関係、コミュニケ−ション能力などを養えると思います。そしてなにより、私自身がスポーツをやってきて思うのは、一緒に練習する仲間もできるし、親じゃない人、自分のことを指導してくれる先生(社会)から指導を受けたり叱られたり、これはすごく大事ですごい経験なんじゃないかなって思っています(終)。


ー2016年2月から始まりました今連載ですが、今回をもって終わりとなります。読んでいただいた皆さま、誠にありがとうございました。連載を通じて、悩みを持つ女性アスリートのお役に立てればという気持ちでした。何かお役に立てていれば、とても嬉しいです!また、2017年7月より、私のメイクに関する新連載がスタートします!そちらも是非、ご期待ください!ー亜耶バネッサ
2017年7月より、メイクに関する新連載がスタートします!そちらもお楽しみに!
(プロフィール)
亜耶バネッサ(あや・ばねっさ)
1986年5月14日生まれ、兵庫県出身。5歳から空手を始め、全国大会、世界大会で型の部、組手の部ともに優勝をかさね、その後、ラグビー女子日本代表候補になるなど、アスリートとして活躍。現在は、パーソナルメイク、メイクセミナーの講師、美しい姿勢を指導する適正姿勢指導士、女性の魅力を最大限に引き出すトータルビューティーアドバイザーとして活躍している。亜耶バネッサオフィシャルHP

取材協力・Itacica Ku
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