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2017年3月15日15時11分

亜耶バネッサのキャリアアップ・結婚・出産・子育て体験記Vol.9【スペシャル企画・バネッサ&レベッカ双子姉妹インタビューパート2】

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姉・中町美希レベッカさんと妹・亜耶バネッサさん(写真左から)のスペシャル対談パート2
現在、女性の魅力を最大限に引き出すトータルビューティーアドバイザーとして活躍している亜耶バネッサさん。そして、パーソナルストレッチトレーナー、現役の空手家としても活躍中の双子の姉、中町美希レベッカさん。二人の小さい頃からのスポーツとの関わり方や指導者である父と、どのように向き合って来たのでしょうか。

バネッサ&レベッカ双子姉妹インタビューパート1はこちらから!
父親であり指導者でもある存在
バネッサ:世間一般では「父と指導者が同じ人」というのは、「ずっと一緒にいるのはイヤじゃない?」みたいに思われがちですよね。家と稽古の場が混同してしまって怒られてばかり…みたいな(笑)。ただ、私たちの父に関していうと、オン(指導者)とオフ(父親)の切り替えがしっかりした人です。

レベッカ:私たち以外でも「父親が空手の指導者」という友達、ライバルは周りにいました。その人たちの家がどうだったかわかりませんが、少なくとも我が家の父は、家に帰ると何でも話せる父に戻りました。例えば、家に帰って来た後に「今日の指導の○○はとっても嫌だったんだけど」と苦情というか文句をいったとしても、その時は既に父親の顔なんです。優しく接して、諭してくれていました。

バネッサ:家にまで稽古中の事を持ち込んだり、感情を表に出したままにはしなかったですね。

レベッカ:とはいっても、試合の1カ月前は稽古量を増やす事があって、それがどうしても道場では出来なくて、家で稽古をするということはありました。そんな時は始める前に「何時までに絶対に終わってね!」と約束をしておかないといけないんです。そうでないと、いざ稽古が始まってしまうと、それが例え家の中だとしても指導者の顔。口を挟むことなんて許されないんですから…(笑)

バネッサ:「宿題がたくさんあるのに」と思っていても、前もっていわなければ、良い型が出来るまで永遠に続くんです。夜0時になっても終わらないこともありましたね。

●そんな時、お母さんは?

レベッカ:母はいつでも「厳しいのは愛情だよ!だから上手になったでしょ!」といっていました。変に私たち娘の肩を持って、守ったりはしませんでした。

バネッサ:やはり母も、その時は父の事を「指導者」として見ていたんだと思います。だから「指導者」の反対側に付くということはありませんでした。

バネッサ&レベッカ:まぁ、空手でも私生活でも「父が絶対!」でしたけどね(笑)。
父の指導のもと、兄と姉妹3人空手をしていた
●お兄さんも空手をやっていたといっていました

バネッサ:週末はよく山奥で3人揃って「○○大会」と銘打っていろいろな競い合いをしていました。

レベッカ:ゲーム感覚で競い合う事は、小さい頃からの日課でした。そして父は、絶対に1、2、3位と順位を付けるんです。みんな横並びに「全員1位」なんてことは決してありません。そこには「順位は付くけど(結果が)負けても悪いことではない」ということを学ばせてくれていたんだと思います。

バネッサ:でも、やっぱり全員負けるのはイヤなんですよ。そのおかげで、競争心も人一倍養えました。

レベッカ:練習が足りない時には「試合には出さない!悔いのないよう稽古しなさい」が口癖でした。

バネッサ:そういう意味では稽古、努力に対する評価はとても厳しく、怖い先生でした。だからこそ結果が付いてきた時の喜びは最高でしたし、父も一緒になって喜んでくれていました。
視野を広げることの大切さを学ぶ
●家族で一緒にスポーツをやっている人にアドバイスをするとしたら?

レベッカ:娘は4歳で、褒めて育てないといけないタイプなんです。だけど、自分で「やりたい」と思って始めたのであれば、何か目標を達成するまでは、嫌がっていても叱ったりしながら続けさせますね。実際、私も小さい頃、一度空手を辞めたいと思った事があったんです。でも、親に叱られ、励まされて、現在に至るまで続けてきたからこそ築けた関係や経験があり、今の自分がいるんだと思うんです。本当に辞めなくて良かったなぁって。

バネッサ:あっ!そういえば、我が家は優勝したら賞金(お小遣い)が貰えましたよ(笑)。

レベッカ:それが良いとは限りませんが、我が家はお小遣いがなかったので。

バネッサ:両親が私たち兄姉妹のモチベーションを上げるには、良い方法だと思っていたのかもしれませんね。

●他の指導者に習ったこともありますか

バネッサ:小さい頃からいろんな道場に連れて行ってもらって、いろんな指導者に教えてもらいました。そんな時、父は必ず「違う指導者に教えてもらっている時は、その人のいうことを聞きなさい!」といわれていました。

レベッカ:もし例え自分の親がそのスポーツの従事者だったとしても、他の誰かに指導してもらっているのであれば、その指導者を信頼して預ける事が大事なんだと思います。そこで出来た信頼関係は、また違った意味で凄い結び付きになると思います。
●実際、お二人のオン・オフの切り替えはどうしていましたか?

バネッサ:練習中は空手にしても、ラグビーにしてもその事しか考えませんでした。さっきも話したように練習中に他の事を考える余裕も、もちろんありませんでした。でも、それ以外は勉強もして、恋愛もして、普通の高校生、大学生と変わらなかったですよ。

レベッカ:でも、もしかしたら…。ひょっとすると、普通の人よりはちょっとだけオン・オフははっきりしていたかも、それは父親を見ていたからこそだと感じます。

バネッサ:しかも、父も母も「世の中には、いろんな世界があって、ここだけが世界じゃない」とか「空手だけ、学校だけではなく、視野を広げて自分のピンとくるものを見つけなさい」と教えられました。

レベッカ:やはり親の影響は大きいですよね。

●スポーツ一家は良いですか?

バネッサ&レベッカ:それはもちろん。断然、スポーツ一家が良いと思います。

レベッカ:でも、もし親がスポーツをしていなかったとしても、家族の誰かがスポーツをしている事によって、皆で興味を持ったり、応援をすることで家族の絆、一体感は生まれます。それに理解者がいるというだけで、力が湧いてくるものなんですよ。

バネッサ:周りのサポートがあるって凄い強みだし、一番のパワーの源かもしれません。

バネッサ&レベッカ:是非、みなさんにもスポーツのある生活を送って欲しいです。

取材協力:美希RebeccaストレッチSTUDIO
(プロフィール)
亜耶バネッサ(あや・ばねっさ)
1986年5月14日生まれ、兵庫県出身。5歳から空手を始め、全国大会、世界大会で型の部、組手の部ともに優勝をかさね、その後、ラグビー女子日本代表候補になるなど、アスリートとして活躍。現在は、パーソナルメイク、メイクセミナーの講師、美しい姿勢を指導する適正姿勢指導士、女性の魅力を最大限に引き出すトータルビューティーアドバイザーとして活躍している。亜耶バネッサオフィシャルHP

中町美希レベッカ(なかまちみき・れべっか)
1986年5月14日生まれ、兵庫県出身。5歳から空手を始め、空手歴25年目。慶應義塾大学卒業後は株式会社Plan Do Seeに4年間勤務し、娘の出産と共に退職。その年の日本空手協会全国大会で一般形の部で優勝。その後も全国三連覇、船越義珍杯でも世界一となる。 現在は横浜にストレッチスタジオをオープンし、女性への美と健康のサポートを指導している。美希RebeccaストレッチSTUDIO
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