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2017年1月12日17時00分

亜耶バネッサのキャリアアップ・結婚・出産・子育て体験記Vol.8【スペシャル企画・バネッサ&レベッカ双子姉妹インタビューパート1】

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姉・中町美希レベッカさんと妹・亜耶バネッサさん(写真左から)のスペシャル対談
現在、女性の魅力を最大限に引き出すトータルビューティーアドバイザーとして活躍している亜耶バネッサさん。そして、パーソナルストレッチトレーナーとして、そして現役の空手家としても活躍中の双子の姉、中町美希レベッカさん。二人の小さい頃からのスポーツとの関わり方、家族として、ライバルとしてどのように向き合って来たのか、対談してもらいました。
小さい頃は姉・レベッカが
妹・バネッサの後を追う
●二人が空手を始めたきっかけは?

レベッカ:そもそも父が空手の先生だったのもありますが、二歳上の兄がやっているのを見て、二人で真似していたのが最初だと思います。

バネッサ:気が付いたら「空手やってる!?」って感じで決して「やりなさい!」と強要されたわけではありませんでした。

●二人で同じ競技をやると「楽しい!」というだけではなさそうですが

レベッカ:やっぱり「ライバル心(笑)」みたいなものはありましたよ。

バネッサ:うん、確かに(笑)。お互いを常に応援はしているんだけど、どこかに「負けたら悔しい」という感情が芽生えるんです。だからいつも競争。最初は私の方が昇段も飛び級して上でした。大会に選手として選ばれるのも私が先。でも、姉もすぐに追い付いて来ちゃうんです。

レベッカ:それはやっぱり「負けたら悔しい」ですから…。案外、私が今も現役で空手を続けられているのは、好きという気持ちがあるからですが、小さい頃から妹の方が何でも先に出来ていて、「悔しい」という想いが積み重なっていることも続けている要因かもしれません。

バネッサ:えっ!?そうなの。姉は自分が選ばれなくても「バネッサ頑張れ!」と落ち込んだりもせず、私を応援してくれていたので、「悔しい」という気持ちがあったなんて、ビックリしました。

レベッカ:でも自分が負けたら一生懸命、妹を応援しますし、妹が負けたらその分、私が頑張ろうと鼓舞していました。

●中学、高校と進学しますが

レベッカ:もちろん二人とも空手は続けていました。ただ、学校での活動としてはミュージカルやコーラスに力を入れていました。

バネッサ:私は前にも話しましたが、シーズンによってサッカーやバスケットなどいろいろなスポーツをやっていました。当時は「レベッカといえばアーティスティック。バネッサといえばスポーツだよね」と周りから言われていました。

レベッカ:それが今は妹がメイク、私がトレーナー&空手家ですから、まったく真逆の人生になりましたけどね(笑)。
何事にも一生懸命な姉
要領が良くて自分を追い込めない妹
同じ大学に通っていた2人。在学中には様々なことがあった
●大学は同じ慶応義塾大学。そして空手部でした

バネッサ:同じ大学に進もうという気持ちは正直、全くありませんでした。海外に行くという選択肢もありました。ただ、やっぱり東京に行こう!と考えていた時、空手道場の方に慶応を勧められたのは大きかったですね。

レベッカ:慶応の空手部は歴史も古く、空手を続けるなら、ここという思いは膨らみました。二人とも「空手を続けるなら」という部分では慶応というのは必然だったのかもしれません。しかし、空手以外に関していうと、そもそも進学して学びたいと思っていた事は違っていたので、学部も当然違います。双子姉妹揃って同じところに進学しようというのは、本当に無かったです。

●一緒に上京、同居し、お互いの大学生活を見て

レベッカ:空手部に二人で一緒に入部してしばらくは順調でした。妹が部活を辞めたいと思い始めるまでは(笑)。そこからは考え方の違いというか、お互いのギャップがどんどんと広がっていきました。妹は「想い」というか「信念」みたいなものが強くて、一度ダメだと思ったらやっぱり辞めちゃうんです。そこが彼女の強さ、頑固な良さだと後で気付くことになるんですが、当時は私の中に「同じ部活に入部したし、一緒に引退をしたい」という気持ちが強くありました。だから、『どうしちゃったんだろう』という怒りのような悲しみがこみ上げて来て…。しかも妹が、度々、部活を休むんですけど『休んでばかりで、辞めたいと思ってるんだったら、早く辞めた方がいい』。助けてあげたい感情と、早く自分の道に進んでほしいという気持ちがありました。妹もきっと私と同じくらいの「熱量(アツさ)」を持っているものだとばかり思っていたので、なおさらでした。

バネッサ:大学の空手部のコーチが物凄く熱くスパルタなコーチでした。キツくて厳しい練習ばかりで「なんでこんな練習しないといけないんだろう?」って泣いていたら、姉も一緒に泣いているんです。「あっ、レベッカも辛くて泣いているんだ」と思っていたら、姉はなんとそのコーチの熱い思いに「感動するね」って(笑)。私にはそんな「熱量(アツさ)」無かったですもん。姉は小さい時からまっすぐで何事にも一生懸命。ピアノにしても習字にしても真剣で、誰かが見ていなくても練習に打ち込めるタイプ。一方、私は要領が良くて、自分を追い込めないタイプ。

レベッカ:双子でも「姉」「妹」と周りから呼ばれていると、自然にどこかでお互い姉妹っぽさを演じなきゃって思っていたのかもしれません。だから、私の方が「姉」でしっかりしなきゃって意識が強かったのかもしれませんね。
内緒で家族会議を開いて
バネッサの将来を案ずる
バネッサさんがラグビーに挑戦したときのことを赤裸々に話すレベッカさん
●実際にバネッサさんが空手部を辞めた頃

レベッカ:部活でも家でも『辞めたいオーラ』を凄く発していたので「バネッサにとって楽しい人生」に早く向かって欲しいと思いましたし、正直、もっと自分の稽古に集中したいという気持ちがありました。だって妹が部活中に気付いたら居なくなっていることがあって、その時のコーチの怒りが私に向いているようで…(笑)。

バネッサ:凄く迷惑を掛けていたので、辞めて良かったと思っています。ただ、私が辞めても姉は空手部に残るわけですから、ちゃんとけじめの辞める挨拶だけはやっておこうと。

レベッカ:大学の中では双子の姉妹というよりは、たまたま血の繋がった仲の良い友達みたいな感じでした。だから周りの人にも「妹が部活を辞めてゴメンね」と謝罪するより、「どうしたらバネッサが自分の道を進んで行けるかな?」っと相談したりしていました。

バネッサ:姉はそんな時、責めたり、嫌な感情を表には一切出さないんですよね。「バネッサは自由に我が道を行く子なんだね!」っと明るく、励ますことしかしませんでした。だから迷惑を掛けていることは分かっていながら、当時は何も考えてないフリして「“今”こことは合わない、じゃぁ、辞めちゃえ!」って。

レベッカ:結局、空手もサッカーも辞めちゃいましたけど、その後の方が周りの友達ともさらに仲良くなっていくようなタイプだから、結果オーライ!って思ったりします。

●ラグビーを始めた時

レベッカ:凄くメディアに取り上げられていて「そこまで持ち上げられちゃって大丈夫?」「(今までみたいに)辞めたくなった時に、辞められなくなっちゃうぞ」って心配になったのを覚えています(笑)。まぁ、スポーツ万能なので、出来ないとは思ってはいませんでしたけど、迷惑を掛けるんじゃないかなぁって。姉的な心配を(笑)。それからケガをしてしまって、ラグビーが出来なくなってしまった時「メイクアップアーティストになりたい!」と聞いていたので、「バネッサは本当は何がやりたいんだろう?」って両親と内緒で家族会議をしました。そしてその内容を私が妹にアドバイスとして伝えるんです。

バネッサ:不思議なんですが、姉のアドバイスが一番すっと入って来るんですよね。両親のアドバイスには反発しても、どうしてだか姉の言葉だけが自分にヒットしたんでしょうね。

レベッカ:その頃、よく悩み相談を受けていたので「もしかしたら、本当はこっちがやりたいんじゃない!?」っというような誘導はしてた気がします。

バネッサ:姉は積極的にアドバイスをする人では無いですが、言ってもらえることが的確で、私も「そうだね!」って納得出来たんです。

レベッカ:最近は二人とも社会に出て、共に独立して仕事をするにあたって、妹からアドバイスを貰う事が増えているように思います。今は私がアドバイスを貰う時期かなって。妹の考え方も随分と大人になって来ましたね(笑)

今回はここまで。次回、『家族とスポーツ』や『現在の考え方』を聞きしました。続きをお楽しみに!

取材協力:美希RebeccaストレッチSTUDIO
(プロフィール)
亜耶バネッサ(あや・ばねっさ)
1986年5月14日生まれ、兵庫県出身。5歳から空手を始め、全国大会、世界大会で型の部、組手の部ともに優勝をかさね、その後、ラグビー女子日本代表候補になるなど、アスリートとして活躍。現在は、パーソナルメイク、メイクセミナーの講師、美しい姿勢を指導する適正姿勢指導士、女性の魅力を最大限に引き出すトータルビューティーアドバイザーとして活躍している。亜耶バネッサオフィシャルHP

中町美希レベッカ(なかまちみき・れべっか)
1986年5月14日生まれ、兵庫県出身。5歳から空手を始め、空手歴25年目。慶應義塾大学卒業後は株式会社Plan Do Seeに4年間勤務し、娘の出産と共に退職。その年の日本空手協会全国大会で一般形の部で優勝。その後も全国三連覇、船越義珍杯でも世界一となる。 現在は横浜にストレッチスタジオをオープンし、女性への美と健康のサポートを指導している。美希RebeccaストレッチSTUDIO
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