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2016年8月22日14時21分

亜耶バネッサのキャリアアップ・結婚・出産・子育て体験記Vol.6【メイクを仕事にする覚悟。そして走り出す】

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現在、女性の魅力を最大限に引き出すトータルビューティーアドバイザーとして活躍している亜耶バネッサさん。今回は彼女がメイクの世界で生きていく覚悟、そしてその時のスタートアップの難しさ、直面する困難をどのように乗り越えて行ったかを聞く。

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―とにかくスタートを切ってみる―
メイクスクール卒業後、アシスタントになったり事務所に入ったりと周りはしていた中、私はフリーランスでスタートする事に決めました。

まずはメイクアップアーティストとして世間の人、みなさんにいかに知ってもらうかが、最初の課題でした。

当時私はタレントとしてブログをやっていたので、インターネットの中で積極的に自分が「メイクアップアーティスト」であるという事をアピールしていきました。またfacebookページも立ち上げて「メイクアップアーティスト亜耶バネッサ」とアピールしていきました。

生活はとても厳しかったです。両親に借金もしましたし、自分の貯金もみるみる減っていき、色々な節約、節制もしていました(笑)。

メイクレッスンする場所は、ラグビーで骨折した時にお世話になっていた接骨院の先生の場所を使わせてもらっていました。そして、その繋がりでレッスンに興味を持っている人が受けてくれたり、口コミで広めてもらったり「こんな事私できます!」といった資料を手に営業活動も行いました。

アシスタントも経験せず、フリーでスタートすると決めたので、最初のうちは、とにかくどんな仕事でも受けていました。それこそ朝から晩までメイクをやって、数千円なんていうのもザラでした。まず、私の事を知ってもらわなければ、何も始まらないと思っていたので、無料でやったものも「そのころ」はたくさんありましたよ(笑)。

足許を見られていたのは分かっていましたが、どっかでしょうがないと思いながら…最初のうちは自分のメイクアップアーティストとしての価値を高める事に苦戦していました。
メイクスクール時代、コンテストに出場したときの写真。卒業後は、フリーランスとして仕事をすることを決めた
―どんなチャンスも見逃さない―
タレント活動をやっていたのはブログ以外にも役にたちました。出演者として呼ばれるんですけど、それぞれの現場に行く度に「実は私、メイクアップアーティストとしても活動しているんです」と可能な限り名刺を配ってアピールしていました。

例えばある現場では、往復6時間程かけて撮影場所に行き、出番自体もほんの一瞬でしたが、それでも引き受けたかったのは、ディレクターやプロデューサー、スタイリストなどスタッフの方々に「メイクアップアーティスト」としての自分を知ってもらうチャンスだと思っていたからです。

メイクとしての仕事をアピールすることで、スタッフの人から「そうなの!? 実はこんな現場があってね」と次の仕事では、タレントとしてではなく、メイクとして呼ばれることもありました。

いろんな現場でいろんな人と出会っていく中で決めていたことは、初めての現場の依頼があっても、タレント業の撮影経験から大体の現場イメージができていれば「できます!やれます!」と伝えました。

本当はメイクとして入るのは初めてだけど、今までタレントとしてメイクの人の動きを見ていたので『私ならできる!』と強気で受けていました。やはり「初めて」というと、対等に見てもらえないと思ったんです。

「一度でも経験できたら、その現場は怖くないし、次は初めてではない」そう思って『経験値』を積んでいきました。そして、その経験をブログやfacebookにアップし、私の仕事を伝えていきました。

その後、メイクとしての仕事が徐々に増えていくことが、とにかく嬉しくて、必死に働きました。現場の場数が増えていく中で、改めて自分自身の価値について考えるようになり『そろそろ納得できる金額で仕事を受けてもいいんじゃないかな』という気持ちが芽生えました。そう思ってからは、しっかりと最低ラインを設定して仕事を受けるようになりました。
―スポーツをやっていて良かった―
5歳から空手を始めたバネッサさん。スポーツでの学びが、仕事でも活きている
逆境に強いメンタルやチャレンジ精神は、きっとスポーツをやっていたおかげもあると思います。スポーツって「優勝スゴイね!日本代表かっこいい!」と目に見える最終的な結果や順位などの部分だけを見られがちです。

だけど、そこに至るまでには、ものすごい努力と積み重ねがあります。しんどい時期もあるし、壁にぶちあたることもあるし、あーっダメだと思うこともある。しかし、それを乗り越えられるから結果が出る。

最初からスゴイ人なんていない!スポーツで学んだからこそ、メイクでもコツコツ努力して、1歩1歩前に進んでいけているんだと思います。

『トライして、課題をみつけて、経験値を高める』それが私の仕事との向き合い方です。

取材協力:クラゲストア
プロフィール
亜耶バネッサ(あや・ばねっさ)
1986年5月14日生まれ、兵庫県出身。5歳から空手を始め、全国大会、世界大会で型の部、組手の部ともに優勝を重ね、その後、ラグビー女子日本代表候補になるなどアスリートとして活躍。現在は、パーソナルメイク、メイクセミナーの講師、美しい姿勢を指導する適正姿勢指導士として、女性の魅力を最大限に引き出すトータルビューティーアドバイザーとして活動している。また、ブライダルメイク、撮影現場でのヘアメイクアップアーティストとしても活躍。亜耶バネッサオフィシャルHP
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