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2016年3月16日15時00分

スポーツを通じて多種多様な『チャリティ』活動が可能に。その内容とは?【前編】

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東日本大震災後に、強く意識されることになったチャリティ活動。募金活動をはじめとするさまざまな活動の中、スポーツを通じたチャリティ活動も昨今はたくさん行われている。

中でもマラソン大会においては、チャリティ活動が盛ん。先日行われた東京マラソンや名古屋ウイメンズマラソン、横浜マラソンなど、参加者が非常に多い大会でも走ることを通じたチャリティを行える枠がある。普段、スポーツが身近にあるからこそ、好きなことを通じて何かに貢献できる活動がある。特に参加しやすいのが、全国各地で行われているチャリティラン。目的が明確になっているものも非常に多い。
3歳から18歳未満の難病と闘う子どもたちのために、夢をかなえ、生きる力や病気と闘う勇気を持って欲しいと設立されたボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」では実際に子どもたちの夢をかなえるために、さまざまなボランティアが協力して心に残る瞬間を作り上げている。

その第一歩は、1993年「遊園地に行きたい」という子どもの夢をかなえたことから始まり、「野生のイルカと泳ぐ」「サンタクロースと遊ぶ」などさまざまな夢を実現してきた。ただ夢をかなえて「あげる」だけでなく、そのために必要な手配や配慮を行い、手伝いをすることで子どもと家族とともに手を取り合って夢を実現させるヘルプをしてくれる。直接的な協力はもちろん、イベントの収益がすべて活動費にあてられるチャリティマラソンやウォークも開催。

今年は、4月16日(土)に江東区競技場で「第22回チャリティマラソンin夢の島」が行われる。そして、名古屋・庄内緑地では「チャリティマラソンin庄内緑地2016」が4月23日(土)に。また、お神楽の見学も楽しめる「奈良チャリティウォーク2016」も5月22日(土)に開催される。イベント情報はこちらから

また、メイク・ア・ウィッシュの本部が置かれるアメリカでは、多くのセレブリティやアスリートがその活動に協力し、病気と闘う子どもたちに会いにいく、一緒にスポーツを行うことなどを実施。喜びあふれる子供の顔があふれる動画は誰もが笑顔になるはず。
続いて紹介するのは、走ることで世界の飢餓の終わりに貢献するという目的で開催されるリレー形式のランニング大会「2016年 チャリティーリレーforAFRICA」。5月15日(日)に川崎多摩川緑地古市場陸上競技場をスタート・ゴールとするランニング大会は、2〜4人で合計20キロをリレーする部や、小学生以下のみエントリー可能なキッズラン(3キロ)、親子ラン(大人+小学生以下の子供)など家族や友人と楽しみながら参加できるのもうれしい。

アフリカのスラムに暮らす子供たちの給食や、貧しい家庭の少女たちの奨学金プロジェクトを走ることで応援しよう。イベントを主催する「ワールドランナーズ・ジャパン」では日本に走ることを通じて貢献するという新しい文化の創作や拡大のためにこのほかにも定期ランも開催している。イベント情報はこちらから
クラウドファンディングとスポーツの関わりとは?
そして、最近では走るだけではなく、自分のアイデアや力を使ってさまざまな方法でチャリティーを行う活動方法もある。そのひとつとして近年注目を集めているのがクラウドファウンディング。

自らの活動資金の募集やお店のオープンのためなど、興味を持つ多くの人からの協力を得るためにも使うことのできるクラウドファウンディングだが、自分のためだけでなく、チャリティとしてのクラウドファンディングを中心に行っているのが日本最大の寄付サイトジャパンギビング。寄付を通じて社会の役にたちたいと思う「支援者」と資金的な応援を必要とする非営利団体をつないでいる。

例えば、スポーツを通じたチャレンジに寄付を行うことはもちろん、自らがチャレンジャーとなって積極的に支援活動を行いたいというアスリートやスポーツ従事者にもぴったりの活動。多くの人が参加するチャレンジを見れば、スポーツとチャリティのたくさんの可能性を感じることができるはず。
また、2020年に開催される東京オリンピックに向け、2014年から7年間で開発途上国をはじめとする100カ国以上・1000万人以上を対象にスポーツを通じた国際貢献事業を政府が推進している。

世界のよりよい未来をめざし、スポーツの価値を伝えていく。オリンピックとパラリンピックのムーブメントをあらゆる世代の人々に広げる取り組みを行うのが「SPORTS FOR TOMORROW」。自分たちにどんなことができるのかを考えるシンポジウムや、海外とのスポーツ交流など、日本の中だけでなく世界中とスポーツを通じて仲間になる活動が行われている。競技団体やNGO、NPOなど多くの会員が集まり、2020年に向けてますます盛んになる活動にも注目したい。スポーツ・フォー・トゥモローのサイトはこちらをチェック

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個人で、チームでなどスポーツというフィルターを通じて世界に貢献する方法は多種多様。次週は、実際にスポーツを通じてチャリティー活動を行うアスリートのインタビューを通じて、もっと身近になるチャリティの世界をお届けする。
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